こんにちは、ラッキーです。
今回は、電子書籍でマンガを読んでみたいけど、何を読もうか迷っちゃうというあなたに、気軽に読める、1巻完結のおすすめマンガの厳選19冊をご紹介します。
今までで2,000冊以上のマンガを読んできた私が厳選19冊をご紹介します。
1巻完結の電子書籍 おすすめポイント
本記事では、電子書籍で読めるマンガをご紹介していきます。
しかも紹介するのは、1巻完結のアクションマンガです。
なぜ、1巻完結のマンガに限定するのかですって?
理由は簡単、手軽に読めて、面白いからです!
私自身、もともとアクションマンガが大好きで、それこそ今でもほぼ毎日のように読んでいます。
そこで、あることに気づいてしまったんです。
そう、1巻完結のマンガってめちゃくちゃ面白いじゃん、ってことです。
理由は3つあります。
- 時間がない時でも気軽に読める
- 作者のセンスが凝縮されている
- 人気作家さんの意外な一面が垣間見れる
電子書籍を時間がない時でも気軽に読める
これはすぐお分かりになるかと。
1巻完結なので、数話しかありません。
30巻等ある場合、確かに読みごたえも十分ですが、その分時間もかかります。
私はよくマンガ喫茶に行くのですが、これ読もうかなぁと手に取ってみると、完結まで読むのに、気づけば丸1日、なんてことは結構あります。
1巻完結であれば、個人差はありますが、30分もあれば読めちゃいます。
仕事で残業が多く、家に帰ってご飯食べてお風呂入って、ふと時計を見たら21時、なんてこともありますよね。
気分転換にマンガを読みたい、でも明日も仕事だから23時には寝たい!
そんな時は是非1巻完結マンガを読んでください。
あなたはきっと満足した気分で、23時に寝れることでしょう。
作者のセンスが凝縮されている
これ、不思議ですよね。
でも、実際にその通りなんです。
あなたも経験あるかと思うんですが、仕事で相手にメールを送るときに、簡潔にわかりやすく相手に伝わるようにメールしなさい、と言われたことはありませんか。
学校での作文でも同じです。
文字を少なくすれば当然情報量も減り、それでもわかりやすくとなると、そこには工夫が不可欠です。
文言を差し替えたり、例えを入れたり、不要な言い回しを省略したり、ですかね。
マンガでも同様のことが言えます。
起承転結と表現されますが、この構成を意識しつつ、伏線の回収や世界観を読者に十分に伝えることが、私はマンガが面白いと思える基準と思っています。
それを、時間で言えば分単位のボリュームの中に落とし込むことは難しいだろうなぁ、というのは感じていただけるのではないでしょうか。
普通はできません。
でも、それができている作品を以下では紹介しています!
めちゃくちゃ考えて、練りに練った短編作品のため、作者のセンス、伝えたいこと、世界観がギュッと詰まっている作品が1巻完結マンガなんです。
人気作家さんの意外な一面が垣間見れる
1巻完結マンガにハマってしまってからというもの、作品が作られた背景や作者どういた気持ちで執筆しているのかも考えるようになってしまいました。
まず1巻完結マンガはデビュー作や、まだ有名になる前の作品も多いです。
今では国民的マンガ、ワンピースの作者、尾田栄一郎先生の作品もありますよ。
もちろん、本記事で紹介しているのですが、WANTEDと言って、連載デビュー作のワンピースより前に描かれています。
詳細は以下で解説していますが、もちろんルフィも登場します。
でも、所々異なる部分もあって、新鮮な気持ちで読める短編集に仕上がっています。
他にもあの有名なベルセルクの作者、三浦建太郎の作品「ギガントマキア」も当時の反響はものすごかったです。
なぜかって?それは代表作、ベルセルクを一時休載にしてまで、三浦先生が描かれた作品だからです。
当初はベルセルクを描いてくれ、という批判が殺到し、物議を醸しましたが、実際「ギガントマキア」発表後はベルセルクと全く異なる世界観が、逆に面白いという声が多く寄せられ、瞬く間に人気作品となりました。
三浦先生、内容の面白さで周りを黙らせるとか、かっこよすぎですよね。
そこまでして描いた作品をあなたも読んでみたくなりませんか?
前置きはこのくらいにして、ここからは私が厳選した、1巻完結のおすすめアクションマンガ19冊をご紹介します!
電子書籍1巻完結 おすすめアクションマンガ 厳選18冊をご紹介
『WANTED』 尾田栄一郎 ワンピースの原点
※コミックシーモア引用
実は本作品は5話の短編集となっていまして、なんと尾田先生が高校生の時に描いた作品なんです。
高校生のころから書いていたなんて、驚きです。
あのワンピースのルフィも登場する「ROMANCE DAWN」含め5話が収録されています。
5話それぞれが全く異なる世界観で描かれており、どれも笑いあり、涙ありのストーリーに仕上がっています。
このページ数でここまで伏線回収するのか、と驚きしかありません。
特に4話目の「MONSTERS」は鳥肌モノです。
尾田先生、高校生の時から天才だったんですね。
- ワンピースの原点を知りたい
- 尾田先生の、長期連載とは異なる魅力を感じたい
- ワンピースじゃない作品にも興味がある
『ギガントマキア』 三浦健太郎 圧巻の巨人バトル
※版元ドットコム引用
物語は一人の屈強な青年、泥労守(デロス)と一人の少女、風炉芽(プロメ)が広大な大砂漠を旅しているシーンから始まります。
二人は広大な砂漠に住むとされている、甲虫使いの聖虫族を探し、砂漠へと出向いていました。
旅を進めていく内に、二人は世界を揺るがす戦いに巻き込まれていきます。
まぁ一言でいうと、プロレス格闘マンガですね。
ただ、それだけじゃないんです。
重厚な世界観とダイナミックな作画も本作の魅力です。
巨大なカタツムリやロボットが見開きページいっぱいでプロレスバトルをするのは圧巻です。
しかも、主人公の男気がただただかっこいい!
あえて相手の技を真っ向から受け止めて、その上で自分の技を返して倒すなんてこと、普通はできません。
そんな主人公の真摯な姿勢に、相手も敬意を表し、友情が芽生えるシーンは感動モノです。
しかも、それがベルセルクにも負けない作画で、大迫力のプロレスバトルとして描かれているので、圧巻です。
- ベルセルクのダークな感じとは違う世界観も味わってみたい方
- 正々堂々、アツい男の生きざまを見てみたい方
- プロレス大好き!な方
『サイコスタッフ』 水上悟志 ボーイミーツガールの超能力バトル
※まんが王国引用
圧巻の超能力バトル、少年少女の成長、甘酸っぱい青春、そしてパンチラ(笑)
1巻完結とは思えないほど、魅力が詰まった作品に仕上がっています。
主人公が特に魅力的で、光一という名前の男子高校生なんですが、実は数億人に一人の最強の超能力者なんです。
その力を利用すれば、どんなことでもできるのに、そんなことには一切興味がなく、ひたすら大学受験の勉強に集中しているので、必死に宇宙軍の特別防衛工員(サイコスタッフ)にスカウトするヒロインの梅子との温度差が実に面白いです。
終盤では、人類滅亡的な脅威を目の前にして、主人公とヒロインがある決断をします。
その内容と結末をぜひ読んでいただきたい!
- ボーイミーツガールな青春マンガが大好き
- ちょっとエッチな展開も嫌いじゃない(笑)
- 超能力バトルに興味がある
『銀河パトロール ジャコ』 鳥山明 鳥肌モノのラスト
※版元ドットコム引用
さすが、鳥山先生、笑わしてくれます。
この作品、あの「Dr.スランプ アラレちゃん」を彷彿とさせるようなギャグが随所にちりばめられています。
本作は人間嫌いのおじさんと宇宙人がひょんなことから一緒に行動し、行く先々でハチャメチャな出来事に巻き込まれていく、ギャグマンガ。
だけではないんです。
この作品、伏線しかない!
特に物語終盤では、続々とそれが回収され、怒涛のラストは鳥肌モノです。
ぜひ、読んでみてください。
- ドラゴンボールを読んだことがある ※ここ重要です
- 鳥山明先生の長期連載とは異なる魅力を感じたい
- ドラゴンボールじゃない作品にも興味がある
『七つの短編』 鈴木央短編集 ラブコメ、スポーツ何でもあり
※版元ドットコム引用
本作は、表紙でもお分かりのように今や映画にアニメに大人気の七つの大罪の読み切りを含む6つの全く異なる短編作品が収録されている短編集です。
私も最初はてっきり七つの大罪のスピンオフか、連載開始前の短編集かと思いましたが、違いますので、ご注意を。。
鈴木央先生の代表作と言えば、やはり七つの大罪ですが、私の中ではライジングインパクトも負けていません。
この作品、一度は打ち切られてしまいますが、その後、奇跡の復活(異例の再連載)をします。
これは読者からの強い要望があって実現したんですよ、感動ですよね!
本作、七つの短編 鈴木央短編集ではアクション、ラブコメ、スポーツといろんなジャンルの短編が七つ収録されています。
どれもかなりまとまっていて、さすがの才能を感じます。
- 七つの大罪の作画が大好き
- 鈴木先生の長期連載とは異なる魅力を感じたい
- ラブコメ、スポーツなどいろんなジャンルを気軽に読みたい
『オーディナリー±』 高橋慶太郎 凄腕ガンマン女子高生の超絶アクション
※Amazon引用
物語は、東京都心にある国立西東京総合学園という高校が舞台となっています。
この高校に通う1年15組の女子高生、的場伊万里(まとば・いまり)が本作の主人公です。
この子、ただの女子高生じゃないんです。
見出しでも出しちゃってますが、凄腕のガンマンなんです。
幼少期より優秀なガンマンとなるための訓練を受けており、任務を遂行するマシーンとして育てられています。
それ故、任務以外のことにあまり関心がなく、淡々と任務をこなしていきます。
ただ、物語の中でそのあり方に疑問を持ち、戦いの中で人間としても成長していくことになります。
全体的にダークな雰囲気の作風に仕上がっており、それが一層彼女の人間としての葛藤や成長の過程を上手く表現しているんですよ。
また、本作ではド派手なガンアクションももちろん魅力の一つですが、それだけじゃないんです。
主人公である伊万里だけでなく、敵の心理描写が実に細かく表現されているんです。
文字数多っ、と思わず声に出しちゃうかもしれません(笑)
でも、だからこその臨場感を感じさせてくれるのが本作です。
ぜひ読んでみてくださいも
- 女子高生のガンアクションが見てみたい
- ダークな世界観は嫌いじゃない
- アクションだけじゃなく、高度な心理戦も考察してみたい
『NARUTO−ナルト−外伝 七代目火影と緋色の花つ月』 岸本斉史
※版元ドットコム引用
もはや日本のみならず、世界でも大人気のNATUTO。
その待望の続編、BORUTOへとつながる物語が本作です。
主人公はナルトとその息子であるボルト、ではなく、うちはサラダという少女です。
その名字から分かるように、うちは一族の末裔です。
しかも、父はうちはサスケ、母は春野サクラ。
そんなサラダがある真実を知るために里を抜け出し、冒険することになります。
だけど、その裏ではサラダを狙う謎の人物が現れて、否応なしに戦いの渦に巻き込まれることになってしまいます。
果たして、サラダは真実を知り、無事に木の葉の里に戻ることができるのか、というストーリーです。
ストーリーの中では、もちろんナルトやサスケも登場しますよ。
どんな作品でも、かつての主人公がピンチの時に颯爽と登場し、強敵を華麗に倒す姿はアツいですよね。
本作もあなたの期待通り、いやそれ以上にナルトやサスケが大活躍しちゃいます。
あなたも、成長して頼もしくなったナルトやその子供たちの活躍をぜひ読んでください!
- NARUTOの後日譚、めっちゃ気になるという方
- ナルトたちの子供ってどんな感じか気になる方
- かつての主人公が無双する姿を見たい方
『岸辺露伴は動かない』 荒木飛呂彦 あの人気キャラのスピンオフ作品
※版元ドットコム引用
実はこの「岸辺露伴は動かない」は荒木先生によって、順次発表されていて、2022年6月現在は10個ほどのエピソードがあるんですよ。
どれも面白いですが、特にドラマでも実写化された富豪村やD・N・Aはマンガとの比較もできたりして、面白いですよ。
岸部露伴と言えば、マンガ好きなら知らない人はいない、『ジョジョの奇妙な冒険』の第4部に登場する人気キャラクターですよね。
第4部では、女性のきれいな手首を愛する異常な性癖と、どんなに追い詰められても生き残る執念が印象的なボスキャラ、吉良吉影が思い浮かびますよね。
ただ、そんなボスキャラに負けず劣らずの存在感を放っていたのが、本作の主人公、岸部露伴です。
このキャラ、一言でいうと、変人です(笑)
よくこんなキャラクターを作ったなぁ、と荒木先生を褒めてあげたいです(笑)
というのも、私、露伴大好きなんです!
悪役ではない、だけど善人でもない、倫理ではなく、自らの判定基準、指針によって行動するところがたまらなくかっこよく思えるんです。
私の友人にはあまり理解されませんが(笑)
しかも、とことん負けず嫌いで「相手をいかに打ち負かすか」を最優先の指針として、自らの利益も顧みず、突き進む様は清々しさすら感じます。
彼の名言『だが、断る!』は彼のそんな性格が詰まった一言だと思います。
そんな岸部露伴が活躍するストーリーが短編ながら、複数話収録されています。
ぜひ読んで頂き、彼の生き様をしかと目に焼き付けてください!
- ジョジョ好きな方
- 荒木ワールドを手軽に楽しみたい方
- 実写のドラマ版と比較して楽しみたい方
『東京喰種トーキョーグール[JACK]』 石田スイ
※コミックシーモア引用
もうお分かりかと思いますが、今や実写映画化もされ、大人気漫画の仲間入りを果たした『東京喰種』のスピンオフ作品です。
人ではない何かが人を食べるというショッキングな内容ではありますが、人間であるにも関わらず、喰種(グール)になってしまった金木研の苦悩や、敵であるグールの心情にもフォーカスした描写が読者の心に刺さり、人気を博しました。
あの大人気漫画『鬼滅の刃』と似ている部分も多くありますね。
本作は、本編でも、その戦慄すら覚える強さで主人公、金木と幾度も死闘を繰り広げた喰種捜査官の有馬貴将が主役のスピンオフ作品です。
物語は東京喰種の本編よりも12年前のお話。
本編で、無敗の捜査官として登場する有馬貴将と、もう一人の主要登場人物である「富良太志」という高校生の出会いと友情の物語でもあるんです。
この富良、実は本編でも上等捜査官として登場しているんです。
そんな2人がどのように出会い、のちの喰種捜査官として一緒に戦っていくのかも、もちろん本作に詰まっています!
- 東京喰種の有馬様が大好きな方
- グロ系も嫌いじゃない方
- 男同士の友情とアツいバトルがお好きな方
『黒博物館 スプリンガルド』 藤田 和日郎
※Amazon引用
物語の舞台は大英帝国の首都ロンドン。
女性ばかりを狙った奇妙な事件が立て続けに起きていた。
しかも、犯人はただ、脅かしたり悪戯するだけで、去っていく奇妙なやつ。
奇怪なバネ足をつけていることから「バネ足ジャック」と呼ばれ暗躍していたが、1年後に忽然と姿を消す。
しかし、その3年後に再び現れ、違った形で人々を混乱に陥れることになる。
バネ足ジャックはなぜ再び現れたのか。
最後まで先の読めない、ひたすらハラハラな展開が読者をこれでもかと引き込みます。
本当に1巻完結なのかと疑うほどに、読み終わった後は1本の映画を見終わったような、ある種の喪失感を感じました。
本作の特徴としては、学芸員の女性が物語の冒頭や、各話の初めに必ず登場するところです。
この女性が、毎回読者の視点で、この物語の聞き手として、「そうそう、それが知りたいんだよ」と思わせてくれるんですよ。
それがより、読者を物語の世界に引き込ませ、この後どうなるんだろうと思わせてくれるんですよね。
- 映画のようなストーリーを味わってみたい
- ダークな世界観も嫌いじゃない方
- 男同士のアツいバトルが好きな方
『雷鳴のZAJI』 車田正美 王道の硬派漫画
※コミックシーモア引用
物語は、ある学校に一人の青年が転校してくるところから始まります。
名前はザジといい、とある施設で人間兵器として育ててられ、施設内では「WG919」と呼ばれ、一級の戦士として成長していました。
しかし、ある目的のため、施設を脱走し、東陽学院へ転校してきたのです。
その目的とは、まだ見ぬ母に会うため。
ただ、その施設から脱走者であるザジを追って、様々な刺客が命を狙ってきます。
果たしてザジは迫りくる刺客を退け、まだ見ぬ母に会うことはできるか、というストーリーです。
さすが、車田先生と言わざるを得ませんが、主人公、めちゃくちゃかっこいいです。
冒頭から終始無言で、その眼光や立ち居振る舞いだけで、不良たちをビビらせます。
かと思ったら、俺には構うな、とヒロインを怒鳴ったりと、やっぱり冷たい奴なのかなぁと思うと、実は自身を追ってきた抹殺者との戦いに巻き込みたくない、という優しさからの発言だったりして、結局読者として魅了されちゃいましたね。
もう雰囲気だけで、男なら憧れるくらいかっこいいんですもん。
そんなザジが活躍する本作をぜひ読んでみて下さい!
- 硬派×異能力バトルマンガに興味がある方
- とにかく男前な主人公を見てみたい方
- 男同士のアツいバトルが好きな方
『二本松兄妹と木造渓谷の冒険』 水上悟志
※コミックシーモア引用
物語の舞台は様々な妖怪が住まう世界。
何者かに狙われている座敷童の少女、ねりねは絶体絶命のピンチの中、目を覚ますと知らない天井があった。
何が起きたかわからない中、家の中を歩いていると、その家の主人である兄弟と遭遇する。
ねりねを窮地から救ったのは、他でもない、この兄弟だったのだ。
その正体は拝み屋といわれ、怪異絡みの何でも屋だった。
全体を通して、ゆるーく明るい雰囲気で、ダークな感じは一切ないです。
言ってしまうと、特に大どんでん返し的なものはなく、笑いあり、バトルあり、萌えありのドタバタアクションという感じですよ。
ハラハラドキドキに少し疲れちゃったなぁ、と感じたあなた、本作そんな時にぴったりな作品です。
イメージでいうと、仕事に行くのがだるくなる5月あたりに読むと口当たりもよく、ほっこりできるような作品に仕上がっています。
ぜひご賞味あれ(笑)
- 仕事の息抜きで、気軽にマンガを読みたい方
- 爽快な王道バトルマンガが好きな方
- ほっこりしたい方
『蓮華』 浅田弘幸 人斬りが人間になるための物語
※版元ドットコム引用
実はこの作品、未完の大作と言われているんです。
それでも、魅力的なキャラクターや線の細かい繊細な描写、主人公が人間として成長していく重厚なストーリーが魅力でコアなファンも結構いるような隠れた名作なんです。
私も1巻完結マンガにハマるまでは知りませんでした。
読んでみると、その繊細な描写に驚かされます。
タイトルでもある蓮華の花が、まるで写真のように描かれています。
もちろん本作の見どころでもある主人公、蓮華の華麗な剣術も目を見張るものがあるんですよ。
- ストーリーと同じくらい作画を大事にしている方
- 爽快な王道バトルマンガが好きな方
- ほっこりしたい方
『HARELUYA』 梅澤春人 王道の水戸黄門ストーリー
※コミックシーモア引用
物語は次期神であり、現在の神の息子であるハレルヤが父である神に見限られ、神の力をはく奪され、さらには人間界に追放されてしまうところから始まります。
天上界へ戻る条件は、人を本気で愛すること。
身勝手な人間を嫌悪し、自堕落な生活をしていたハレルヤでしたが、山の上教会に所属するシスター、クリスに出会い、心を通わせることで次第に人間への愛を知っていくことになります。
果たして、ハレルヤは無事天上界へ戻ることができるのか、というストーリーです。
本作、本当にわかりやすいです。
勧善懲悪と言いますか、読んでいて納得できない部分が一切ありません。
出てくる悪役も、気持ちのいいくらい悪いやつなので、見ていてムカッとくるのですが、そいつらを最後には倒していくハレルヤの姿は本当に見ていて痛快です。
最近は、あえて解釈を読者に任せるような作品も多く、もちろんそういった作品も友人と考察しあったりして面白いのですが、そんな作品ばかりだと、すっきりしないこともあります。
本作は良くも悪くも、考察は一切必要ありません。
何も考えず、水戸黄門ストーリーを読んで爽快な気分になっちゃいましょう。
- 水戸黄門的王道ストーリーが嫌いじゃない方
- 考察ドラマや漫画が多くて、たまには気分転換したい方
- シティーハンター的な主人公が好きな方
『童夢』 大友克洋 小学生と老人の超能力バトル!
※版元ドットコム引用
物語の舞台は埼玉県川口市のとある団地が舞台となっています。
この何の変哲もない、日常の中で、住人が変死する事件が発生。
しかも同様の事件が連続して起こったことから物語は突如急展開を迎えます。
犯人はだれなのか?そして、誰が犯人を止めることができるのか?というストーリーです。
本作、とにかく不気味なキャラクターが多いです。
いや、もうそういうキャラしかいません(笑)
特に主人公の女の子のエっちゃんは特徴的なキャラクターです。
本作の舞台である団地に引っ越してきた一見すると平凡な女の子。
その正体は物体を破壊したり、空中飛行したりと何でもありな超能力者である。
しかも、エっちゃんと同等かそれ以上の力を持つ相手に果敢に立ち向かう姿は
娘のいる私からすると、クルものがあります。
あとは、とにかく描写が独創的。
団地の中を縦横無尽に飛び回りながら、超能力を駆使して戦う二人の構図が立体的な描写で、見るものをこの世界の中に引きずり込ませます。
掲載は1980年から1981年にかけてなのですが、2022年の今見ても圧倒されますよ。
大友克洋さんといえば誰もが知る名作「AKIRA」の作者ですが、本作がその原点と言われているのも納得です。
ぜひ読んでいただき、大友ワールドを堪能してください!
- 小学生と老人の超能力バトルに興味がある方
- 不気味なキャラも嫌いじゃない方
- まるで映画のような描写を見てみたい方
『DRAGON BALL外伝 転生したらヤムチャだった件』 鳥山明
※版元ドットコム引用
あの国民的超人気漫画ドラゴンボールを題材にした異世界転生ものです。
物語は、ドラゴンボール大好き高校生があることをきっかけにあのドラゴンボールのキャラクター、ヤムチャに転生したところから始まります。
そこから、前編、中編、後編、番外編と分かれており、数々の面白エピソード満載の作品です。
転生先がヤムチャっていうところがもう面白いですよね。
「どうせ転生するなら悟空とかベジータがよかったぁ~」と思っちゃいますよね(笑)
でも、読み終えると、「あ、ヤムチャでよかったかも」って感じますよ、きっと。
自分が転生したらどう立ち回るんだろうとか考えながら見ていると、また違う面白さもあります。
やっぱりドラゴンボールのキャラクターと転生者である高校生の掛け合いが最高に面白いです。
読んでいると、自分が悟空やベジータと話している気分にさせてくれますよ。
ぜひ読んでほしい作品です。
- ドラゴンボールが大好きな方
- 一度はドラゴンボールの世界に転生してみたい方
- ヤムチャがどこまで強くなるのか知りたい方
『邪眼は月輪に飛ぶ』 藤田和日郎 最恐のフクロウとの死闘!
※Amazon引用
物語は、アメリカの空母がある生物を東京に持ち運んだところから始まります。
ある生物というのは「フクロウ」です。
でも、ただのフクロウじゃあないんです。
名をミネルヴァと言い、目が合ったものを問答無用で死に至らしめるという異能が備わっていました。
この異能により、東京は壊滅的状況に陥り、アメリカ軍は特殊部隊を送り込みます。
その中には一人の老人の姿がありました。
老人の名は杣口鵜平、数十年前にミネルヴァを追い詰めた経験を持つ唯一無二の男でした。
本作は最強の異能を持つフクロウとそれを追う老人、杣口鵜平の戦いを描いた物語です。
あらすじを見たとき、「これ、大丈夫かなぁ」と思いました(笑)
ただ、実際に読んでみると、気づけば終わっていました。
それくらい引き込まれてしまいました。
全7話という短い話数からは想像もつかない程、非常に濃密なストーリーとなっています。
正直、一巻完結ものの作品の中では屈指のストーリー性と言わざるを得ません。
それぞれの思惑や因縁、伏線がそこかしこにちりばめてられており、冒頭を読んだ瞬間、引き込まれます。
ぜひ読んでみてください!
- 多少グロくても大丈夫な方
- 1巻完結でも重厚なストーリーを楽しみたい方
- 最恐のフクロウ、ミネルヴァの強さを知りたい方
『SAND LAND』 鳥山明 とにかくキャラの魅力がいっぱい!
※コミックシーモア引用
簡単に言うと、海以外の陸地は砂漠の世界が舞台で、どこかにあると言われる「幻の泉」を求めて悪魔の少年と老人が旅をする話です。
道中には「幻の泉」に関わる話や、どうして砂漠の世界になってしまったか、また、もちろん手に汗握るバトルなども満載です。
期待を裏切らない、鳥山ワールド全開な作品ですよ。
作画も文句なし、あの鳥山先生ですからね。
しかも主人公の「ベルゼバブ」がとにかく可愛い!
悪魔の王子なんですが、人間よりも人間っぽい。
悪魔でありながら、人間にもなんだかんだ優しいし、怒ると真の実力を発揮するあたりが中二心をくすぐられます。
「ベルゼバブ」を愛でるだけでも読む価値ありです!
- ドラゴンボール好きな方
- ストーリーだけでなく、キャラの魅力も重要と思う方
- 迫力のメカバトルに興味がある方
『呪術廻戦0 東京都立呪術高等専門学校』 芥見下々
※版元ドットコム引用
知らない方はいなんじゃないですかね。
今や映画にアニメにといろんなコンテンツで大人気の『呪術廻戦』のスピンオフ作品です。
主人公は本編でも大活躍中の乙骨憂太です。
何て言うか、暗いイメージのキャラクターですよね。
エヴァのシンジ君のイメージと言えば分かるでしょうか。
いつまで経っても煮え切らない、そんな憂太君ですが、そんな彼が最後には真の力を見せちゃうっていうのはアツくないですか?
手に汗握るバトルや個性豊かな登場キャラクターの葛藤や心の成長も本作の見どころです。
が、一番は乙骨憂太と折本里香の愛の物語だと言えます。
すべてに絶望し、死すらも受け入れようとする乙骨憂太、そんな乙骨を呪いともいえる
愛で支え、怪異としてそばに居続ける里香、二人の愛と再生の物語は必見です。
- 映画も含め、呪術廻戦が好きな方
- 純愛や友情モノが好きな方
- 迫力の呪術バトルに興味がある方